水門監視システム
本システムは各種サーバ、小型モニタ(17インチ液晶ディスプレイ)、大型モニタ(DLP=プロジェクター)、
カメラ、カメラ用エンコーダ・デコーダ、映像スイッチャ、水位センサなどによって構成されます。
画像監視系は主に管理サーバ、制御サーバおよび水門サーバによって構成されます。
管理サーバ:Windowsサーバ2003 監視システムの司令塔の機能を有する
制御サーバ:Windowsサーバ2003 各水門サーバ経由で制御を行う
水門サーバ:Windowsサーバ2003 管理サーバとほぼ同じ機能を有するが該当水門のカメラ、ディスプレイ等の管理・制御を行う
表示機能:小型モニタおよび大型モニタには、手動で選択したカメラの映像を表示
および自動モードにおいて予め設定した時間間隔で設定したカメラの映像を次々と流します。
制御機能:カメラ電源、照明、ズーム、フォーカス、オートフォーカス、デフロスタ、電子感度、パン、チルト等を行います。
スイッチャ、カメラの雲台、カメラ電源、照明等はRS232C,RS485、PIO等で制御を行いますが、
本システムにおいて、管理サーバから集中的に制御するために例えばRS232Cの場合、RS232C-イーサの変換器
の使用によりすべてイーサ経由で制御を行うことが出来ます。
なお、上記変換器はLantronix社製”XPORT”という部品を使用しており本プログラムはXPORTとのやりとりで
RS232C,RS485,PIOの操作を行いカメラ電源、照明、雲台等の制御を行います。


項目例

1.メニュー
2.小型モニタ選択画面
3.大型モニタ選択画面
4.自動切替設定画面
5.小型モニタパターン切替画面
6.画像蓄積画面
7.カメラ制御画面
8.各種設定画面
9.ログ表示画面


画面例

1.メニュー

メインメニューにおいて操作ボタンだけでなく各画面の説明も行います。



2.小型モニタ選択画面

指定カメラの映像を小型モニタに割り当てる機能です。
本機能においてプログラムはスイッチャの切り替えを行うと同時にカメラのデコーダを操作し
スイッチャで選択したモニタに割り当てます。



3.大型モニタ選択画面

指定カメラの映像を大型モニタに割り当てる機能です。
本機能においてプログラムはスイッチャの切り替えを行うと同時にカメラのデコーダを操作し
スイッチャで選択したモニタに割り当てます。
更に、大型モニタ(DLP)は画面の組み合わせ(構成)を選択できますので予め設定された構成に
なるように大型モニタの制御を行います。



4.自動切替設定画面

ここでカメラ自動切替の設定を行います。
上記のようにモニタに表示するカメラを手動で選択することが出来ますが、
自動でカメラの表示切替を行うことも出来ます。
モニタ毎に表示切替するカメラを選択し設定すると同時に切り替え間隔も指定することが出来ます。



5.パターン切替選択画面

この画面は、モニタ表示のパターン切替選択と設定画面です。
上記4.における自動モードはパターンとして登録し、そのパターンを選択する
ことによりどのパターンで自動切換えを行うか選択します。



6.画像蓄積画面

画像の蓄積と閲覧画面です。
設定により流れてきた映像を静止画として決まった間隔で保存します(JPG)。
再生機能により年月日時分をfrom〜toで指定し、一定の時間間隔で表示する
ことで動画を見せることが出来ます。また表示間隔の変更によって早送り、
巻戻しのように見せることができます。



7.カメラ制御画面

各水門に水門サーバを設置しカメラを制御します。
カメラ制御は、電源、照明、ズーム、フォーカス、オートフォーカス、デフロスタ、電子感度、パン、チルト等を行います。
カメラ制御はセンターだけでなく水門側(水門サーバの操作)で行うことができます。
水門側でカメラ制御を行う場合、「保守」ボタンを押下し、それによってセンターのサーバ側では一時(保守の間)
カメラ制御を行うことができません。



8.各種設定画面

特定映像の切替と大型モニタの電源の投入画面です。
大型モニタ(DLP)は、ランプに寿命があるため、使用していない状態では
極力電源をOFFにするようにしています。ここで、大型モニタの電源ON/OFFを行います。



9.ログ表示画面

エラーログ等の表示と大型モニタ(DLP)のランプ使用時間確認画面
エラーログにより、例えばカメラまたは水門サーバとの通信経路に何らかの
障害が発生した場合、この画面で確認することが出来ます。
また、DLPとの通信を行って、DLPのランプ使用時間を取得します。
使用時間を把握することでランプの寿命が分かりメンテの時期を察知することが出来ます。